既製品、実印や銀行印にしてもいい?

お店の展示ケースにずらっと並んでいる既製品のハンコ(いわゆる三文判)は、その場ですぐに持ち帰ることができ価格も安いので、確かに便利です。銀行口座はこうした既製品のハンコでも開設できます。自治体によっては実印として登録できるところもあります。(金沢市は不可です。)

実印も銀行印も滅多に使わないから、安い物でいいや――と思ったあなた、ちょっと待って。

使う機会が少ないのは、つまり人生の重要な場面で使う物だということです。

既製品のハンコは、メーカーの工場で同じ物が大量生産された商品です。日本中に同じハンコを持っている人が何人もいます。買おうと思えば、近くのお店ですぐに手に入ります。

実印や銀行印は、いわば金庫の鍵と同じ。大量の合い鍵が世の中へ出回っている金庫に、大事な財産をしまう人はいませんよね。
ですから、既製品のハンコを実印や銀行印として登録することは、おすすめしません。

注文してから彫るオーダメイドのハンコは、既製品よりも費用はかかりますが、あなただけの為に作られた唯一無二の品物です。同じ物が存在しない、ということに意味があるのです。