ハンコの虫喰いは防げます

衣替えで冬用のウールのセーターを出してみたら、虫喰いで穴が空いていた。お気に入りだったのにショック! という経験は無いでしょうか?

実は天然素材のハンコでも、まれにではありますが虫喰いが発生することがあります。

当店で扱っているハンコの材料の内、黒水牛オランダ水牛カラー水牛はいずれも名前の通り「牛の角」です。牛の角は、人間の体で言うと爪や皮膚、髪の毛と同じで、タンパク質からできています。羊毛のセーターを食べる虫がいるということは、牛の角でできたハンコを食べる虫もあなたの家の中にいる可能性があるのです。ちなみに象牙は、人間の体で言うと歯に当たるため、虫喰いの心配はありません。

ハンコの持ち手側に虫喰いの穴が空いてしまった場合は、まだ辛うじてセーフ。多少持ちにくく、見た目が悪くなるものの、何とかハンコとして押すことはできます。(実体験あり。中学校の卒業時にもらったハンコを久し振りに出してみたら、見事に虫に喰われていました……。)

虫に食われた印鑑

しかし、ハンコの文字が彫ってある印面を虫に喰われてしまった場合は、文字が欠けますので、もうハンコとして使えません。供養して、新しいハンコに買い換えましょう。

では、黒水牛やオランダ水牛のハンコはやめた方がいいのでしょうか?

そんなことはありません。虫喰いを防ぐ方法がちゃんとあります。タンスや机の引き出しなどにハンコをしまう時に、市販の衣料用防虫剤を一緒に入れておくだけでOKです。ウールのセーターと同じですね。
簡単なので、大切なハンコを虫喰いから保護するために、ぜひ衣料用防虫剤を使ってください。