ハンコの職人に質問してみました。

ここでは、最近よく聞かれるお客様の質問を職人さんに聞いてみました。

最近は、機械で彫っているハンコが主流と聞きましたが?

ハンコを作るときの作業工程は
① 文字を描く
② あら彫り
③ 仕上げ
の三工程です。

弊社ではは手作業あり、
②は機械を使っています。
これは、家を建てる大工さんが電気のこぎりや電気カンナ使うのと同じであり、手作業による美しさを十分に残した合理的作業方法だと思います。

① 文字を描く

② あら彫り

③ 手仕上げ

1本彫るのにどれくらいの時間がかかりますか?

姓名彫りで、約3時間ほどですかね。

象牙の取り扱いについて、これだけ象牙が問題になっているのに、象牙を
されるのですが、大丈夫なんでしょうか?

当社は、特別国際種事業者ですので全く問題ございません。
ご安心ください。

特別国際種事業者って?

これまでに印材として加工された象牙印材を、環境省自然環境局野生生物課に登録してある業者の事です。

特別国際種事業者についての表示

同じ名前の方で同じだったら、同一のハンコにならない?

大丈夫です❕
作業工程 ①文字を描く は手作業です。
例えで言うと、書道の文字を同じ人が同じ様に書いても同じに書けませんし、
彫刻でも、同じ文字を彫っても技術的にもできませんからね。
人間の手で行う良さですね。

じゃあ?銀行印とかなくした場合、同じハンコが欲しい時は?出来るものなの?

偽造の精度にもよりますが、技術的にも、無理があります。
同一のハンコ。それは、偽造となりますしね。

逆に人間の手をいれないハンコはトラブルにまきこまれやすいでしょう。
気を付けてください。

なくしたら、新しいハンコで改印されることお勧めいたします。

あんなに、小さい丸の中に彫る人は?何か特殊な技術がないと彫れないの?

特殊な技術は、数多くの鍛錬で彫れるようになりますが、一番肝心なのは文字の形です。
弊社のこだわりは文字の形。
やはり、ハンコも一種の絵ですので、美術に興味のある方が上達しやすいです。
これは、努力だけでは補えない分野でしょう。
特に、実印はご本人の意思の証。おひとりに1本です。
どんなに、ベテラン職人でも毎日試行錯誤しながら、文字を描いております。

押したハンコの形をご覧いただいた時、キタジで買ってよかった。
と思っていただきたいです。

キタジ作品集をご覧ください。